ルクソール西岸 王家の谷

Valley of the Kings

王家の谷はルクソール西岸にあり、岩山の谷に古代エジプトの王たちの墓として造られた岩窟墓群で数多くお墓があります。墓あらし(盗掘)を防ぐために岩窟墓群にしたと言われています。それでも盗掘はあったようですが、1922年に発掘されたツタンカーメン(トゥトアンクアムン)王の墓は未盗掘で、副葬品が完全な形で発見されています。王家の谷へ向かうには船でナイル川を渡り、そこからは車をチャーターする、自転車で行くという手段があります。坂もあるので自転車は体力に自信のある方にお勧めします。

ナイル川を渡る

ナイル川を渡る船

宿泊していたホテルから出て客引きとの交渉で船の移動(往復)と王家の谷のタクシーチャーター込み2人で125LE(約2500円)で交渉成立。いよいよナイル川を渡ります。船で移動中いろんなお誘いもありますが、興味が無ければキッパリお断りしましょう。ナイル川を渡ると客引きのおじさんが待っていてタクシーを案内され出発です。

メムノンの巨像

家の谷に向かう時、この2対の巨像が視界に入ります。かつては巨像の後ろにアメンホテプ3世の葬祭殿があったそうですが現在は2対があるのみです。「メムノンの巨像」の呼び名はギリシャの伝説メムノン王に由来します。メムノン王はトロイ戦争でアキレスに敗れ討ち取られました。メムノンの母は嘆き悲しみ1日1回の生き返りをゼウスに頼んだところ、日が昇るときメムノンは物悲しい声をあげたと言われている伝説。日が昇ると巨像から温度差によるきしみで泣き声のような音がでていた事から、伝わったようです。修復後はその音はなくなったようです。見学料などは無く、写真を撮るだけの場所でした。

王家の谷へ

メムノンの巨像からしばらく進むと見えてくる大きな岩山が王家の谷です。公開されているお墓、されていないお墓があり、お墓の入口らしきものが多数あって正直「これがお墓?」って思いました。まずはチケット売り場へ行き入場料70LE(約1400円)これで3ヶ所の岩窟墓を見学する事ができます。写真は残念ながら外しか撮ることが出来ませんでした。

地図

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