コム・オンボ神殿

Ma'bad Kom Ombo

コム・オンボはルクソールの南約170km、アスワンの北約50kmのナイル川東岸にある町です。コム・オンボは、かつてはオリンポスと呼ばれていてアラビア語では「オリンポスの丘」という意味です。コム・オンボ神殿は、町の南西約2km、ナイル川に突き出た丘の頂上にあります。この神殿はプトレマイオス朝時代のものでワニの神(ソベク神)とハヤブサの神(ホルス神)の2つの神に捧げられた珍しい2重構造神殿です。交通手段は神殿の真下に停まる船、コム・オンボ駅から車、アスワン移動途中(コンヴォイ護衛つき)で寄る等。入場料25LE(約500円)で入口に向かうと塔門が見えますが、右側にしかありませんでした。

神殿に入ります

この神殿は2つの神に捧げられたので入口や至聖所が2つあります。左側がホルス神、右側がソベク神とか…。神殿は広くはないですがワニのミイラが置いてあったり、古代エジプトのカレンダーが壁画で書いてあるなど見ごたえありです。写真右の中央にあるのは貢物を捧げる台とか(他のグループのガイドさんが言っていた)。

進んで行くと上部がパピルスをモチーフにした柱がありレリーフが描かれています。壁画にもいろいろな物語があるようですが見ただけでは分かりません。写真右の壁画ラー神、ホルス神、ソベク神が並んで描かれています。保存状態がいいのできれいでした。

コム・オンボ神殿の脇はすぐナイル川なので、天気がよければ見晴らしも最高です。でもその見晴らしの前にある切れた柱にも見事なレリーフが刻まれていて不思議な景色を醸しだしていました。

フェリー乗り場

船を降りてすぐ神殿です。フェリーで来る方はナイル川クルーズも出来るし遺跡も見れるんだなぁと羨ましかったです。お土産屋さんも食べる所も休憩できる所もあり観光地として整備されてました。それにしてはガイドブックなどに情報が少ないと感じましたがエジプトに行かれる際は立ち寄ってみて下さい。

その他の写真

ルクソールからアスワンへ車中からの風景

地図

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